読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

kazu-tの色々と思ったこと

1971年生まれの男です。色々と思ったことを記します。

息子の漢字の勉強で思う 「字なんて読めれば良い」というような割り切りが必要な子も居る

この記事は2016/10/09にココログで記したものの再掲となります。ただし見出しは今回加えたもので、また本文の内容も編集しています。

※ ※ ※ ※ ※

普通に漢字の宿題が出来なくなった息子

息子(小学三年生)が半年ほど前、三年生なるかならないかの頃だったと記憶しているのですが、学校の宿題の「漢字の書き取り」が非常に困難になったことがありました。変に丁寧に書こうとして、書いては消してを繰り返して、全く前に進まない感じです。

見ていると、もう本当に嫌そうで、チックのような症状が出ていましたし、涙を流している時もありました。

そして、普通なら十分程度で終わりそうな量を、三十分以上かけてやった挙句に、書いた字は読めないかも知れないほどの汚さ、という感じでした。

それまでも漢字の宿題は好きではありませんでしたが、比較的普通にやっていたので、なぜ急に(と言うか悪化は徐々にですが)そのようになったのかは分かりません。

また、学校の先生の方針としては、本当に嫌で出来ない場合はやらなくても良い(仕方ない)というものだったのでそれも改めて息子に伝えたのですが、本人の意思としては、忘れるのは仕方ないが、わざと知っててやらないのは嫌だ、ということでした。

めちゃくちゃ綺麗では無くても「普通に読めたら良い」と伝える

以下の内容は、本来的には子供の伸び代を狭める可能性が高いので、子供に積極的に伝えるべき内容では無いと思うので、私自身も「見ていて辛い」と思いながらも様子見をしていたのですが、ある時、漢字を書きながら涙を流している息子に対して、手を止めさせて以下を伝えました。

・字なんて相手に何かを伝えるツールに過ぎないので、「綺麗な字」を書く必要なんて何もなく、そこそこの綺麗さ(ぐちゃぐちゃじゃない程度)で相手が読める字を書ければそれで十分。

・ただし今書いている字は、時間が掛かっている上にぐちゃぐちゃで読みにくいので、その「ぐちゃぐちゃ」の改善は必要で、それを改善するポイントは以下の通り。

・まず、マス目いっぱいに大きく字を書く。特に部首に「もんがまえ」や「しんにょう」などがある字は、字が小さいと書きにくくなるので、「もんがまえ」などは最初に「門」を書くときにマス目いっぱいに書いておくと、残りが書きやすい。

・あとは、手が疲れない程度に「しっかり」と書くこと。

・以上をまとめると、「マス目いっぱいに大きく、しっかり書く」だけ。他は何も気にしなくて良い。

・書き順を間違えても一々消さなくて良いし、後から書き足して字として成り立っていればそれでオッケー。そんなことよりも、「常識的な時間内で、そこそこ読める字を書く」ことのほうが最重要であり、逆にそれが出来ていれば、「相手に何かを伝えるツールを使えている」という意味では必要十分である。

・繰り返すが、考えるのは「マス目いっぱいに大きく、しっかり書く」だけで、他は何も気にしなくて良い。

それで改善された

と言う訳で、以上のような内容を噛み砕いて丁寧に説明したのですが、そうすると、説明が終わって再開した途端に(もちろん大して綺麗な字ではありませんが)「ぐちゃぐちゃ」ではない字がスラスラと書けまして、すぐに終わりました。

終わった後に、前日までの字と比較して見させて、今日のほうが字も綺麗なのに、掛かった時間も短かったことを確認させて、「綺麗さ等はそこそこで良いので、泣いたり嫌になったりせずに、短い時間でそこそこの字を書くことが重要である」と改めて伝えました。

翌日、学校で宿題を提出すると、凄く字が綺麗になったと先生から言われたと息子から嬉しそうに報告がありました。

その後、たまにまた悪化しそうになっていて「マス目いっぱいに大きく、しっかり書く」を声かけしたことが何度かありましたが、最近はあまり無いようです。

私だって字は汚いが、それで生きていくのに困ったことが無いのも事実

と言う訳で、もちろん漢字も綺麗な字で、書き順も完璧であることに越したことは無いのですが、人それぞれ向き不向きがある訳で、その内容や程度も勘案しながらですが、不向きなものは不向きなりに「普通にやっていける」ように付き合っていくことも、また大切なことであるように思うのです。

それこそ、字の綺麗さなんて「生まれつき」の部分も大きいように思いますし、難なく綺麗に書ける子供のことを取り上げて「お友達は綺麗に書いている」なんてことを不向きで困難を抱えている子供に言ったって良いことは皆無であるように思っています。

「学が無い」という意味で自分の恥を晒すことになるのかも知れませんが、親である私だって字は汚いですが、それこそ「最低限、読めない字だけは書いたらダメだ」だけを気を付けて生きていたら、これまでの人生で困ったことは何一つないことは「事実」である訳ですし、書き順等にしたって、そもそも現代の世の中は手書きが少なくキーボード等での入力が圧倒的に多い訳で、どちらかと言えば漢字は「読むこと」さえ出来れば何とかなるという側面が(昔と比べれば)強いのも「事実」でしょうから、そのようなことを息子には伝えました。

おわりに(何でもかんでも「完璧」は無理だと思う)

「学のある」方から見れば、もしかしたら上で述べたような「漢字を書くことに関する考え」は「浅はか」に感じられるのかも知れないな、とも思う訳でして、そのような意味で『本来的には子供の伸び代を狭める可能性が高いので、子供に積極的に伝えるべき内容では無い』と前述したのですが、やっぱり涙を流すほど苦しんで前に進まないよりかは、苦手なものに関しては結果は「そこそこ」であっても必要最低限でこなしてもらって、自分が得意なことや好きなことに時間を割いて、そこで大きく伸びて欲しいな、なんて思っています。