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kazu-tの色々と思ったこと

1971年生まれの男です。色々と思ったことを記します。

【算数】 「人生ゲーム」が息子の算数の勉強に役立ったと思った話

息子の算数の勉強の話

先ほど夕食後に、少し久しぶりに息子(現在小学三年生)と「人生ゲーム」をやってまして、思い出したので記します。

はじめに

息子は算数に関しては短時間ですが自宅で自主勉強していることもあり、学年以上の勉強もやっていますが、今では計算の部分ではあまり困ることはありません。

その大元のベースになるのはやはり「繰り上がり、繰り下がりのある足し算、引き算」なのかなと思うのですが(これがスムーズに出来ないと例えば一桁より大きい掛け算や割り算もスムーズに出来ないと思う)、小さな時にこれを楽しく訓練する為の題材として「人生ゲーム」が非常に役立ったと思っています。

また、もう少し高度な部分でも役立ったと思うような部分がありますので、その辺りのことを以下に記します。

そもそも買った動機が「計算」の訓練だった

これは今でも明確に覚えているのですが、息子が小学校に上がる少し前に、妻が「そろそろ簡単なお金の計算(買い物の際に出す額やお釣りの計算)は出来るようになったほうが良いかな」と言い出しました。

そこで私は「それなら『人生ゲーム』を買おう」と妻に提案しました。これならお金の計算を特に「勉強」と意識せず楽しんで覚えられると思った為です。

これは少し曖昧な記憶ですが、確か当時の息子は「15+28=」みたいな繰り上がりの足し算の勉強をしていたので、それの補足の面でも良いように思って「人生ゲーム」を購入したのでした。

お金の出し入れは全て自分でやらせる

確か正式なルールではプレイヤーの内の一人を「銀行家」と決めてその人が「場」からのお金の出し入れをするというようになっていたと記憶しているのですが、我が家ではそうはせず、お金(お札)を立てている箱はみんなから手の届く位置に置いておいて、皆が自分で出し入れするというようにしていました。

「皆」と言ってもほとんどが「私と息子」の二人でやっていましたので、私も、そして息子も計算やお金の出し入れは全て自分で行うようにしていた訳です。

何千円、何万円でも結局は「一桁か二桁の計算になっている」

最初にお断りですが、本当は人生ゲームのお金は例えば「1000ドル」なのですが、普段から「1000円」と話しているので、ここでも「円」で書かせて頂きます。

小さな子供には桁数が大きい気がしますが、結局は、最小単位が「1000円」ですので、例えば、

18000円+4000円

なら計算は「18+4」とするだけで、後は後ろに「000」を付けるだけです。

従って一桁から二桁の足し算、引き算の習得には「もってこい」の題材になっているという印象をずっと持っていました(たまに三桁(十万円の位)も生じます)。

なお、私たちが子供の頃の人生ゲームには「500円札」があったように記憶しているのですが、我が家で購入したものは「1000円札」が最小単位となっています。

色々現れる「お金の計算」パターン

買ってから半年ほどは、本当によくやっていました。基本的に「毎日」で、かつ最初の半年ほどは一日で五回程度やることも珍しく無かったと記憶しています(当時息子は幼稚園の年長組~小学一年生)。また、その後は少しペースは落ちましたが、二年生が終わる頃までは日常的にやっていました。

もちろん混乱した際には私が助けながらですが、この時期に息子が自力で以下のような計算を繰り返しやっていたことは、算数力を身に付けるという意味で非常に良かったのではないか?と感じています。

と言う訳で、単純なお釣りの計算のほか、以下のような計算が登場します(パッと思いついたものを記しています)。

●繰り上がり、繰り下がりのある足し算、引き算

例えば給料日(例えば給料が16000円)のマスを過ぎ、止まったマスが「7000円貰う」だった場合、それぞれを「場」から取るのではなく、事前に、

16000+7000=23000

と計算し、23000円を「場」から取りますので、ここで「繰り上がりのある足し算」が登場します。

逆もまた然りでして、給料日を過ぎた後に「7000円払う」マスに止まった場合は、

16000ー7000=9000

と計算して9000円を「場」から取りますので、ここで「繰り下がりのある引き算」が登場します。

●割り算は出ないが「簡単な掛け算」は普通に登場する

(記憶は曖昧ですが)割り算が生じることは無いと思うのですが、掛け算は普通に登場します。

例えば「3000円×ルーレットの数」だけ貰ったり払ったりというマスがありますので、そこで簡単な掛け算が登場します。

●両替などの概念も登場する

普通の両替も登場します。例えば手元に10000円札しか無いにも関わらず、他のプレーヤーに1000円あげる必要が生じた際に、10000札を「場」で「5000円札1枚+1000円札5枚」に両替し、そこから1000円を相手に支払います。

また、少し違った形なら、例えば「18000貰う」マスに止まった際に、手元に1000札が2枚以上あれば、場に2000円を戻した上で「20000札を受け取る」というような方法も出てきます。こういうものは息子は最初はやってませんでしたが(最初の頃に教えたが無理には勧めなかった)、途中からやり始めるようになって、今では普通にやっています。

●マイナスの概念も登場する

例えば「16000円の給料」のマスを通過したが止まったマスが「20000円払う」だった場合、

16000ー20000= -4000

と「マイナス4000円」となり手元のお金を4000円「場」に戻します。

このような「マイナスの概念」がゲームをしながら自然に登場し身に付く部分は、実際にゲームをやってみて改めて意識した部分であり、かつ素晴らしいなと思った部分であります。

●更に複雑な「マイナスの概念」を駆使する「約束手形

約束手形」というのは平たく言えば、手持ちのお金が無くなった時の「借金」です。このお札(手形)は20000円となっています。

例えば手持ちに3000円しか無い時に「7000円払う」マスに止まると、4000円不足します。

従って手形を1枚受け取り、同時に現金20000円も受け取れますので、そこから4000円を支払い、手元には16000円残る、ということになります。

実際の手順で言えば、手持ちに3000円しか無い時に「7000円払う」マスに止まった時点で「借金確定」ですので、「約束手形」1枚と、現金13000円を「場」から取ります。本来は手形1枚につき20000円貰えるハズですが、ここから止まったマスの指示である「7000円払う」分を直接差し引き13000円を「場」から受け取る訳です。

すると元々手元にある3000円と合わせて、手元のお金は16000円+手形1枚になりますので、先に述べた計算方法の結果と合致します。

なお、「約束手形」は「-20000円札」と考えると分かりやすいです。手形1枚と20000円札1枚を貰うということは、

-20000+20000=0

であり「何も貰っていない」のと同じですので、この概念で手形と併せて「手元のお金」を増やし、必要な支払いに充てる訳です。

そしてその後に給料や「貰うマス」で手元のお金が20000円以上貯まったら、その中の20000円と一緒に手形を1枚「場」に戻す訳です。

この辺りの内容は、息子は小学二年生の途中の段階ではまだ少しあやふやなところがありましたが、現在は完全に理解出来ているようで、今では手助け無しでも迷ったり間違ったりすることは基本的にありません。

おわりに

我が家の人生ゲームは、お札を立てる箱が真っ直ぐに立たないほど傷んでいます。すなわち、それだけの回数を今までにやったということです。

上で述べたような計算を、実際の現物である「お札」を手にしながら、繰り返し繰り返しやり続けた経験は、息子の「算数力」の面では非常に良かったのではないかと思っています。

と言っても、私自身も息子も楽しいからやっていた訳で、妻からは「それだけの回数をよく飽きずにやれるものだ」とある意味感心されていました(笑)。