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kazu-tの色々と思ったこと

1971年生まれの男です。色々と思ったことを記します。

「キュレーションサイト」の粗悪記事 ~自分が儲かればそれで良い、という精神性について~

はじめに

私は業界の人間でもなく全くの素人です。従ってここで記すものは単なる一般人が色んなニュース記事などを読んで抱いた「感想」です。

色んな記事を読んでいると、「キュレーションサイト」の粗悪(内容が不正確であったり、いわゆる「パクリ」であったり)な記事が大量生産された流れは、大雑把に書けば以下のようなものであると認識しています。

・運営企業が、参照する記事(平たく言えばパクる記事)や散りばめるキーワードなどを決める。

・それを安価で雇ったライターに指示して、「安く早く」記事を量産する。

・そして大量生産された「粗悪記事」をインターネット上に大量にアップロードすることにより、広告収入で儲ける。

以上のような前提で以下を書き進めます。

明確に「違法」で無ければ、何をやってでも自分の「儲け」の最大化を優先するという仕事

不正確な情報というのは、特に健康関連などにおいては倫理的な問題が非常に大きいのだと思いますが、その情報の存在それ自体が明確に「違法な存在」なのかと考えれば、そう言い切れないような気がします。

また、いわゆる「パクリ」の問題にしても、いわゆる著作権の侵害かどうかは著作権者に訴えられるなどしない限りは問題化しないのでしょうし、想像ですが大多数は「訴えられるなどはしない」のでしょうから、そのような意味では「違法性が問題とはならない」と言えるのかも知れないとも思います。

すなわち、倫理的な問題は大人であれば誰でも分かるというようなレベルの事柄であっても「明確に違法では無い」という事柄は世の中に山ほどあるのだと思う訳ですが、その反倫理性と企業の利益を考えた時に、「利益」のほうにかなりの比重を置いて運営している企業というのが、立派な大手企業であっても存在するということを、今回の問題は示しているように思いました。

顧客を通じて「世の中を豊かにする」というような姿勢が何も感じられない仕事

いつも書いていますが、私は仕事というのは、もちろん自らの生計を立てる為のお金を稼ぐという目的もあるのですが、同時に「顧客を通じて自らの仕事を社会に役立てることにより、現在もしくは後世の人たちが生きる世の中が少しでも豊かになることに貢献したい」というような思いがあります。

そして、今回問題となったような「内容的に不正確であったりパクリであったりする粗悪な記事を、自らの儲けの為だけに大量生産して、検索画面の上位を埋め尽くす」というような仕事は、世の中の為にならないばかりか「内容的に不正確」なものに関しては直接的な顧客(読者)の為にさえなっていない訳で、そのような「仕事」を良しと考えることが出来る人たちの気持ちというのは、正直に言えば私の想像の範囲を超えているように感じました。

安価で雇われていたライターは「善意の第三者」なのか?

ケースバイケースで色んな立ち位置の人がライターとして携わっていたと思うのですが、このような「粗悪な記事を粗製乱造する行為」に対して法律など細かい話は抜きにしても直感で「正しくない仕事なのでは?」という感じの疑問を皆が皆抱かないものなのだろうか?と思います。

もちろん、中には純粋な気持ち(世の中にお役立ち情報を広めたい、というような思い)でやっておられた方も居るのだろうとは思うのですが、仮に「正しくない仕事(行い)なのでは?」と感じながらも手早く簡単に稼ぐことが出来るからと仕事をしていたという人が居るのであれば、それは(法的ではなく)倫理的な問題性においては運営企業と同レベルであるように思いました。

おわりに

「儲ける」こと自体を悪い(良くない)ことだと見なすような考え方もあるのかも知れませんが、私は「儲ける」こと自体は全く悪いことだと思いません。

しっかり働いてしっかり稼いで、そのお金をしっかり使わないことには経済は回りませんし、経済の回りが悪い不景気よりかは、景気が良いほうが好ましいと基本的には考えています。

また、自分がプロの意識を持って仕事に取り組むほどに、その仕事に対する客観的な評価として報酬(お金)を気にするようになりましたので、そういう意味でも「しっかり儲けよう」と考えること自体は特に悪いことだとは思わない訳です。

ただ、じゃあ「儲ける為には何をやって良いのか」と考えると、やっぱり人間として正しくない行為は絶対にやってはダメだと、個人的にはそのように思っています。