kazu-tの色々と思ったこと

1971年生まれの既婚の男でフリーランスです。色々と思ったことを記します。

高速道路での車間距離 誰かが言っている「空けすぎ」は本当か?

はじめに

高速道路(首都高速とか阪神高速など都市内の道路ではなく普通の広い高速道路)と言うのは一般道路と比べると広く曲がり具合等もゆったりとしています。更には歩行者や自転車、ミニバイクなどクルマから見て速度差が大きく遅い存在というのもありません。

従って余程特殊な運転(非常識なほどの速度超過や居眠りなど)でも無い限り、事故は非常に起こしにくいように感じています。

ですが、日常的に事故は起きており、それは単独事故よりもクルマどうしが衝突することで発生する事故が主なのだろうと思うのですが(統計資料等を調べた訳ではなく私の勝手な印象です)、そのような事故を起こさない為には安全速度も大切ですが、もしかしたらそれ以上に大切なのが「安全な車間距離の確保」だと個人的には考えています

すなわち、上で述べたように道路が広く曲がり具合等もゆったりとしており、更には速度差が大きく遅い他者も存在しない中で、更に「安全車間」も確保していれば、事故を起こしてしまう可能性はぐっと低く出来るのだろうと考えている訳です。

なお、「安全な車間距離の確保」と言うのは自らが安全な車間距離を確保することはもちろんのことですが、他者の安全な車間を侵さない、すなわち「無理な割り込みをしない」ことも含みます

安全な車間距離とは?

まず、法律的には「何メートル確保しろ」みたいに書かれている訳ではありません。平たく書くと「前のクルマが急停止しても追突しないだけの距離を確保しろ」みたいに書かれています。詳しくは「車間距離 法律」と検索すれば多数のページが出てきます。

これは極めて当たり前の話だと思っています。何故なら例えば同じ時速80キロで走っていても、個々のクルマの性能やドライバーの技量などによって「止まりきれる距離」が変わってくる訳ですから、一律に数値で規定出来る訳が無いと個人的にはそのように考えています。

と言っても現実には全く目安が無いと困ってしまいますので、では高速道路においては私や誰かの主観ではなく「客観性」をもって何が目安になるのかと言えば、それは高速道路に標識と路面表示の組み合わせで設置されている下記のものだと思っています。なんせ私が設置をお願いした訳でも何でもなく実際に高速道路に設置されているモノですので「最も客観性がある目安だろう」と考える訳です。

この目安の値は下記の通り一種類しか無い訳ではなく(私が知る限り)二種類あります(全国の全ての高速道路を確認した訳ではもちろんありませんが、私の経験と記憶の限り、以下のようになっています)。

高速道路には基本的に制限速度(規制速度)が80キロの区間と100キロの区間の二種類がありますが、80キロの区間は車間距離確認標識とレーンマークが「0m(確認基点)、40m、80m」と設置されており、80mが安全車間の目安であることが分かります。同様に100キロの区間では「0m(確認基点)、50m、100m」と設置されていて100mが安全車間の目安であると分かる訳です。

そして、この標識を常日頃から意識して確認している人間なら標識が無い時でも概ねの(正しい)距離感が身に付きますし、例えば「渋滞まではしていないがクルマが非常に多い」という状況で追越車線をクルマが数珠繋ぎになっている光景を見ればいかに危険な車間で連なっているのは分かるようになりますし、その中に積極的に自分も入って行こうとは考えなくなるように思います。

誰かが言っている「車間距離空けすぎだろ!」って本当?

同乗者か誰かに自分の運転に対して「車間距離空けすぎだろ!」って言われたり、もしくはそういうアピールのように後ろのクルマから煽られたり、自分の運転を思い返しながらネットの掲示板等を読んでいたら「車間距離空けすぎワロタ」とか書かれているのを目にして自分も該当するかもと思った時などには、相手が正しいのか自分が正しいのか思考する際に以下のようなことを考えるべきだと思います。

・言っている相手は、例えば車間距離確認標識の存在などを知った上で「客観性」をもって言っているのか。

・言っている人のクルマはスーパーカー並みでテクニックはレーサー並みなのかも知れないが、そんな人にとっては「車間距離空けすぎワロタ」でも自分のクルマの性能や自分の技量を考えた時にどうなのか。

以上のようなことを熟慮して自分の行動を決めるべきです。何故なら車間距離は「自分や他者の生命に直結するような大切な事柄」だからです。また何かあっても相手(発言者)は一切の責任を取ってくれないのは自明の理だと思います。

「安全車間を確保する」ことの意味

例えば80キロ区間の安全車間が80mだとして、絶対にずっと確保し続けろと私は言いたい訳ではありませんし、現実的に「絶対に確保し続ける」のは無理(か極めて困難)であることは普通に運転経験のある方ならお分かりになると思います。

合流区間や、自分や他者の車線変更時など、周囲の交通の状況のスムーズさを失わせずに自らが行動する為には時には車間が詰まってしまうことは往々にしていると思います。

ただ、常に念頭に「安全車間はどの程度か」が頭にあれば、車間が詰まれば「明けなおそう」と無意識に考えるようになりますし(平たく言えば車間が詰まった状態が長く続くことに心地悪さを感じるようになる)、例えば追越車線の数珠繋ぎの車列の中に延々と居続けるというようなことはしなくなるようになると思います。

「安全車間を確保する」と言うのは周囲の交通のスムーズさも考えながら刻一刻と車間が変化する中で常に安全な車間を確保出来るように努めることを指すのであって、杓子定規に「何m」を無理して確保し続けることを指す訳では無いと私は考えています。

おわりに(私は自然と走行車線メインで走るようになりました)

高速道路に限らず2車線以上の道路では「追い越し以外の時は左側(走行)車線を走行し、追い越しの時のみ右側(追越)車線」であると思いますし私も若い時からクルマが少ない時は実践していましたが(特に高速道路)、クルマが多いときには実質的に二車線丸々のキャパシティを使ってクルマが流れている状態となりますので、「右側は追い越しの時だけ」という感じでは無くなります。

そんな感じになっても渋滞や停滞ではなく普通に制限速度以上で流れていることは往々にしてある訳で、そんな時に「追越車線が数珠繋ぎになっている」のが見かけられる訳です。

追越車線のほうが早く流れていることがほとんどなので移動時間の短縮だけ考えているとそちらを走ったほうが有利なのですが、安全車間を確保しているとすぐに前に割り込まれますし、後ろからは(速度は周囲と同じであるにも関わらず)「ノロノロ走っているヤツ」認定されて煽られたりします。後ろがスーパーカーなら数十mの車間で煽られても恐くないのかも知れませんが明らかに私のクルマより制動距離が長そうなクルマが煽ってくる訳で、安全車間の意識が深まるほどに腹が立つというより「恐怖」を感じる訳です。

そんな訳でそういう状況では尚のこと、多少の流れの遅さはあっても「走行車線」を走るようになりました。こちらであれば(前のクルマの速度に遅れずついていっている限りは)安全車間を確保していても後ろから煽られることは滅多に無いという印象です。

以上、「安全車間」に関して思うことを記しました。