kazu-tの色々と思ったこと

1971年生まれの既婚の男でフリーランスです。色々と思ったことを記します。

フリーランスと消費税「納付」について

はじめに

フリーランスになって九年目の私(45歳男性)ですが、今回は消費税の「納付」について書いてみます。

以降、消費税の税額は全て8%として記します。

消費税の「納付」とは?

消費税の納付とは、平たく言えば以下の通りです。

・10,000円の商品を売る際に消費税を8%上乗せし10,800円で売り代金を受け取る(800円の消費税を受け取る)。

・しかし10,000円の商品を作る際の原料代等が5,000円掛かっており、その際に消費税8%が上乗せされ自分自身も5,400円支払っている(400円の消費税を支払っている)。

・従って自分自身は800円ー400円=400円を「税として受け取っている」ことになる為、この400円を税務署に納付する。

以上の通りです。以下に国税庁のページ(コチラ)の引用を記しますが、内容は上記と同じです。

消費税の納付税額 = 課税期間中の課税売上に係る消費税額 ー 課税期間中の課税仕入れ等に係る消費税額

フリーランスなどの事業者は皆が納税しているの?

結論から書くと、皆が納税している訳ではありません。

課税売上高が1,000万円以下の事業者は消費税の納税が免除されています。上記の例なら400円を「税」として受け取っていますが、それを国に納税することなく「自分のもの」にすることが認められている訳です。

以下に国税庁のページ(コチラ)の引用を記します。

基準期間の課税売上高及び特定期間の課税売上高等が1,000万円以下の事業者(免税事業者)は、その年(又は事業年度)は納税義務が免除されます。

なお、「基準期間」はいつであるのか、また特例的に免税事業者とならない場合、「1,000万円」は税込みなのか税抜きなのか等の細かい部分に関しては今回は省略させて頂きます。

フリーランスなどの事業者は皆が消費税の細かい計算をしているの?

売上高の中の消費税(自分が受け取った分)の把握は比較的容易と思いますが、原料代等で支払った分の消費税の把握は支払い先が多岐にわたると非常に困難になりますが、そんな細かい計算を皆がやっているのでしょうか?

と言う訳で皆が細かい計算をやっている訳ではなく、計算を省略する為の「簡易課税制度」というものがあります。

この制度を平たく書くと、上記の例で言えば受け取っている800円の税金の内、そこから差し引くべき、原料代等で支払った分の税額(上記例なら400円)を一々把握しなくても、受け取っている800円の「50%」の400円が差し引くべき税額(仕入れ等で支払ったと見なす税額)とする、というものです。この例では「50%」としましたがこの比率は業種により40%~90%の間で設定されます。そしてその比率により納税額は変わります。例えば「60%」の場合なら800円ー800円×60%=320円が納税額となります。

この例えでは「10,000円という商品一個」で例示していますが、実際の計算では一年間の売上総額何百万円、何千万円を「一括」で計算出来ますので、原料代等を全て一つ一つ把握することを比べたらもの凄く手間が省略される訳です。

詳しくは国税庁コチラのページをご覧下さい。

消費税の「中間」納付とは?

消費税の年額が48万円を超える者が次の年に中間納付を行うことになる訳ですが、注意が必要なのは、この「48万円」には「地方消費税を含まない」という点です。

例えば売上高(税込み)が1,350万円、簡易課税制度「50%」の場合、消費税額は、

・税抜き売上:1,350 ÷ 1.08=1,250万円
・受け取っている消費税:1,350-1,250=100万円
・差し引くべき消費税:100万円×50%=50万円
・納税額:100万円ー50万円=50万円

となり「支払うべき消費税額(納税額)」は50万円となり「48万円」を超える訳ですが、これでも中間納付が必要とならないのは、この50万円には「地方消費税」が含まれている為です。

消費税を8%として受け取りますが、厳密には6.3%が消費税であり、残りの1.7%は「地方消費税」です。

従って上記の「50万円」の内訳は、細かい計算は省略しますが、

・消費税:約39万円
地方消費税:約11万円

となり、この「消費税:約39万円」が48万円を超えるか超えないかで判定される為、このケースでは翌年の中間納付は「不要」となります。

そしてこの部分が48万円を超えた場合、翌年の中間納付が「必要」となります。

以下に国税庁のページ(コチラ)の引用を記します。

中間申告書の提出が必要な事業者は、個人の場合は前年、法人の場合は前事業年度(以下「前課税期間」といいます。)の消費税の年税額(注1)が48万円を超える者です。

(中略)

(注1) 地方消費税額は含みません。

おわりに

以上、消費税の「納付」に関して私が知っていることを記しました。